※新橋「孫作」は閉店、東京丸の内に移転して「孫倫舎」としてリニューアルオープンしています。
こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、新橋でつけ麺、「孫作」(まごさく)です。
■逆さ舎鈴
一度見たら、「これなんだろう?」と驚くラーメン店が、新橋にあります。
それが今回訪れた「孫作」です。
最初は、看板を取り付けるのを間違えたのかな…なんて余計な心配をしてしまいました。
何しろ、看板に書かれた文字が逆さま。
看板に書かれた「舎鈴」は、都内を代表するつけ麺の名店「六厘舎」のセカンドブランドですね。
この店は、もともとは「舎鈴」新橋西口店だったようですが、ある日、突然閉店。
その後すぐに、リニューアルオープンした時には、看板が逆さまに掲げられていたのだとか。
最初は名前もなくて、「逆さ舎鈴」なんて呼ばれていたようですが、程なく「孫作」と命名。
六厘舎から見て3代目だからなのかな…。
でも、この3代目は「六厘舎」とは大きく異なる展開を見せました。
なんと、六厘舎系の最大の特徴である濃厚魚介を封印。豚や鶏などの動物系素材で出汁をとるという荒技に出たのです。
もしかして、看板を逆さまにしたのは、今までと異なるチャレンジをしているから?
■実食です
事前食券制です。選んだのこちら。「つけネギ中盛」900円。
店内に入って待つことしばらくして、つけ麺が着丼です。
まずは、その魚介を封印したスープをひと口。
確かに、六厘舎とは異なる、動物系のコクと野菜の甘みが広がります。
おなじみのドロっとした粘度も封印。さっぱりしただし汁です。
具材も豊富です。のり、ネギ、メンマ、チェーシュー、しそがスープを彩ります。
そして思わずオーダーしてしまった「つけネギ」。なんと、ネギが別盛りなんですね。これは迫力ありました。
麺は中太ストレート麺。
ツルッとしたのど越しで、コシも楽しめます。これは2代目の特徴を受け継いだ感じですね。
それにしても、ネギが大量で、スープの中のネギ感が半端ありませんでした。
魚介系の粘度は落ちても、ネギの投入で密度が急上昇。シャキシャキ感がすごかった…。
さすがは、六厘舎系。魚介を封印しても、つけ麺のレベルは高水準のまま。あっという間の完食でした。
なんでも、六厘舎の創業者の方たちが、この店の創業に関わったのだとか。だから、「舎鈴」を逆さまにしても怒られなかったんでしょうね。
ありがとう、孫作! ありがとう、逆さ舎鈴!
■基本情報
店名:孫作
住所:東京都港区西新橋1-16-2
アクセス:都営三田線内幸町駅から徒歩1分
営業時間:(月~金)11:00~16:00、17:30~22:00 (土)11:00~16:00
定休日:日曜日