こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、新宿御苑近くの「鴨そば 志いな」です。
■志いな
騒々しい新宿中心部から離れた新宿御苑エリアにその店はありました。
それが今日の夢中図書館で取り上げる「鴨そば 志いな」です。
ラーメン店とは思えないお洒落な外観です。
決して広くない店内もすごく落ち着いた感じ。
何でも、店主・椎名氏は、もともとイタリアンの料理人とのこと。
店内の洋風な雰囲気は店主の出自によるものかもしれません。
事前食券制です。潮そば、醤油そば、鶏白湯そば、つけそばがあります。
そのなかでセレクトとしたのは、「潮そば」800円。
イタリアン料理店で働いていた頃からこだわってきたのが、うま味のバランス。
当時の師匠から「いくら注意してもし過ぎることは無い」とたたき込まれたのだとか。
ラーメンでもそのこだわりは活きています。
スープは、匠の大山鶏と総州古白鶏を使用し、そこに北海道産根昆布・愛媛県産真鯛・千葉県産白ハマグリ・野菜を合わせて、丁寧にうま味を抽出しています。
ちなみに、麺は大正6年創業の老舗の大成食品の麺を使用。
スープに合わせて、三種類の麺を使用しています。
原料は北海道小麦100%。細部までのこだわりが、否応なく期待を高めますね。
■実食です
待つことしばらくして、やってきました、「志いな」こだわりの麺「潮そば」。
ビューティホー…。なんて美しい丼姿なのでしょうか…。
さっそく透き通った黄金色のスープに、レンゲを投入してひと口すすります。
すると、やわらかな潮の香りとともに、いろんなうま味が広がっていきます。
鶏、魚介、野菜、それぞれのうま味が抽出されながらも、いずれもが引き立て役になっている感じ…。
特定のうま味は突出させないというバランス重視のスープ。さすがこだわりの味です。
麺も同じく、個性を主張しません。
もっちりとした食感はあくまでスープとの相性を重視しているかのよう…。
具材は、鷄チャーシュー、わかめ、穂先メンマ、ネギ、柚子。
どれもこれも潮スープとの相性ばっちり。ゆずのアクセントがイイ感じで食欲を助長してくれます。
気づけば、あっという間の完食。
差別化が難しい塩ラーメンで、決して個性を主張していないのに強く印象に残る一杯。
これが「うま味のバランス」ってやつなのでしょうか…。やるなぁ、志いな。そして椎名さん。
ありがとう、志いな! ありがとう、椎名さん!
■基本情報
店名:鴨そば 志いな
住所:東京都新宿区四谷4-30-15 市川ビル 1F
アクセス:新宿御苑前駅から336m
営業時間:(月~金)11:00~16:00、18:00~21:00 (土日祝)11:00~16:00、18:00~21:00
定休日:なし